製菓理論 ジェノワーズとは??
ジェノワーズって何? 「ジェノワーズ」って聞いたことありますか? ジェノワーズとは、簡単に …
お酒の入ったお菓子、好きですか?
ここ最近は若い人のアルコール離れもあり、
お酒を使ったお菓子は減ってきた印象です。
でもお酒には風味付け以外にも役割があるって知っていますか?
お酒にはそれぞれ違う風味があるので、
お菓子に風味を付けることで印象付けることができます。
お酒の風味で卵のくさみを消すこともできます。
お酒にはアルコールが含まれるので、
お酒を入れたお菓子は日持ちが長くなります。
生地が腐りにくくなります。
お酒で漬けたドライフルーツなどは
1年以上日持ちします。
お酒を入れることで生地がしっとりします。
パサつきやすい焼き菓子がしっとりと食べやすくなります。
ラムはさとうきびから作られる甘い香りのお酒。
さとうきびから作られているだけあってお菓子とは相性抜群。
特にバターを使ったお菓子、ドライフルーツとの相性◎
フルーツから作られるリキュール。
チョコレートや生クリームとの相性◎
さくらんぼから作られるリキュール。
カスタード、ベリー類、生クリームとの相性◎
ショートケーキのシロップに入れることが多いです。
お菓子作りにお酒をどうやって使っていったらいいのか
上手な使い方や効果的な取り入れかたも
製菓理論から学べます。
製菓理論やお菓子を仕事にするスキルを身につけることができる
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コーヒーショップにも置いてあって、今や定番化した「スコーン」
どんなスコーンがあるの?
どんな違いや特徴があるの?
スコーンが生まれたのはイギリス。
小麦粉にベーキングパウダーを加えて牛乳でまとめたものが始まりで、
パンとお菓子の間のような位置づけでした。
それからより生地をさくっとさせたり風味や味をつけるために
バターを入れたり卵や砂糖を加えるようになりました。
そのスコーンは海を渡り、アメリカでも広く普及することになります。
イギリスではアフタヌーンティーやクリームティーと言って、
紅茶と一緒にスコーンを食べる文化があります。
そのとき、スコーンにはジャムとクロテッドクリームを添えて食べます。
クロテッドクリームというのは、生乳から作られる乳脂肪分が55%以上のクリームで、
バターと生クリームの間のような濃厚でクリーミーなクリームです。
イギリスではこのようにジャムやクリームを添えて、
紅茶と一緒に食べることが前提なので、
スコーン自体はシンプルで甘さも控えめで、あっさりしています。
食感としてはサクサク、ほろほろとしています。
アメリカにスコーンが持ち込まれて広がりますが、
アメリカでは「ホットビスケット」と呼ばれることもあります。
アメリカではイギリスのように「ティータイム」の文化がないので、
スコーンは朝食やブランチといった食事の時に食べられることが多いです。
そのため、アメリカのスコーンはそれだけで満足できるように、
生地自体が甘く、中にチョコチップなど具材がたくさん入っていたり、
生地もふんわりというより食べ応えがあるようにずっしりしています。
食事がわりにするので、甘くない食事系スコーンがあるのもアメリカの特徴です。
形としてはイギリスのは丸く抜いてあるものが多いのですが、
アメリカのスコーンは三角形にカットしてあるものが多いです。
スコーンはまず薄力粉、砂糖、ベーキングパウダーを混ぜ、
そこに冷たいバターを加えて攪拌します。
このときにバターを溶かさないようにするのが美味しく作るポイントです。
バターが攪拌できたら、牛乳でまとめていきます。
牛乳だけでなく、卵やヨーグルト、生クリームを入れるレシピもあります。
牛乳だけでまとめるのが、いちばんあっさりした味になります。
卵を入れるとコクが出ますが、スコーンが冷めたときにパサつきやすいのがデメリットです。
ヨーグルトを加えると、酸の力がベーキングパウダーの膨らむ力を促すので、ふんわりと仕上がります。
生クリームを入れるとしっとりどっしりしますが、コクがでてリッチな味わいです。
どんなスコーンにしたいのかで、加える水分を選んでみてくださいね。
お菓子作りが好きな人あるある。
ケーキを作っても食べきれない!
ケーキって日持ちしない?
保存は常温?冷蔵?
長持ちさせたいなら冷凍しましょう✨
実はほとんどのケーキやお菓子は冷凍できます。
ケーキ屋さんは生地などをバンバン冷凍しています。
逆にできないものをご紹介しますね。
フレッシュのフルーツは冷凍して解凍すると水がでるので、
ケーキ自体がべちゃべちゃ、水っぽくなります。
逆に缶詰や加熱したものは冷凍できます。
ゼリーは何を使って固めているか、
凝固剤の種類にもよりますが、
できないものが多いです。
カスタードは冷凍して解凍すると食感が変わり、
水分も出るのでオススメしていません。
焼く前のクッキー
焼いた後のクッキー
スポンジケーキ
ムース
シュー生地
ほぼ何でもできます。
冷凍すると乾燥しやすく、
他の食材の匂いが移りやすいので、
「ラップに包んでジップロックで密閉」
がいちばんオススメです。
冷蔵のケーキは冷蔵解凍、
常温で食べられるケーキは常温解凍でOKです。
冷蔵のケーキを常温解凍すると、
温度差で水滴がついてべちゃっとしやすいのでやめてくださいね。
密閉してもだんだん乾燥しますし、
匂いも移ってきます。
なので2〜3週間を目安に食べ切るのがオススメです。
作ったケーキは出来上がった瞬間から劣化が始まるので、
すぐに食べないとわかっていたら、
なるべく早く冷凍したほうがいいですよ!