生クリームの選び方

生クリームの選び方

お菓子作りをする時によく使う生クリーム

いざスーパーで買おうと思ったとき、同じようなものがいくつか並んでいたりしますよね

あれ?どれを買えばいいんだろう?

今回は生クリームの選び方についてのお話です


生クリームとは

まずは生クリームとは何なのでしょうか?

生クリームは牛乳を遠心分離させて乳脂肪分を濃縮させたものです

つまり脂肪分の高い牛乳ということです

生クリームの種類

スーパーで生クリームの売り場には色んな名前のクリームが並んでいます

それぞれ説明していきますね

①生クリーム

パッケージに

純生

クリーム

と書かれているものです

裏面には「クリーム」と書いてあります

これは牛乳から作られた生クリームです

牛乳以外の材料が入っていると「クリーム」と表記できないようになっています

なので添加物も入っていないものです

乳脂肪のコクがあります

②純乳脂肪

パッケージに

純乳脂

などと書かれています

裏面には「乳などを主要原料とする食品」と書いてあります

牛乳から作られた生クリームに安定剤などの添加物を加えて扱いやすくしたものです

③混合脂肪、コンパウンド

乳脂肪の一部を植物性油脂に置き換えたもの

添加物が入ってることが多いです

乳脂肪の風味と植物性油脂の扱いやすさをいいとこどりしたもの

④植物性油脂

パッケージに

ホイップ

と書かれたもの

植物性油脂に添加物をくわえたものです

生クリームは少し黄色味がかった白ですが

植物性油脂は真っ白になります

日持ちが長く扱いやすいのも特徴

あっさり、さっぱりとした味わい

お値段は

生クリーム>純脂肪>混合油脂>植物性油脂

生クリームの乳脂肪の違い

では生クリームを買おう!

と思ったとき、乳脂肪分の違うものが並んでいます

どれを使ったらいいのでしょうか?

①35%

  • あっさりとした仕上がりにしたいとき
  • ゆるめに泡だてて使うとき

ムース、ババロア、チョコレートのガナッシュなど

②42%

  • しっかり泡だてて使うとき

デコレーションケーキなど

③47%

  • しっかりと乳脂肪のコクを出したいとき
  • 乳脂肪を活かすとき

自家製クロテッドクリームや自家製バターなど

乳脂肪分が高いほどしっかりと泡立ち、ツヤも綺麗に出ます

しかし、乳脂肪分が高いものはボソボソと分離しやすいのも特徴です

私は泡だててホイップクリームとして使うときは42%を

生地などに入れる時は35%を使用することが多いです

生地に入れる場合でも、どっしり仕上げたい時はお好みで脂肪分の高いものを使用してもいいと思います

逆に35%の脂肪分が低いものは絞ったりしたときにはっきりと線が出ずにダレやすいのでオススメはできません